かぐや姫の物語
高畑勲展

高畑勲展の公式サイト

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2023.12.27
静岡会場が開幕しました。
ABOUT

展覧会について

絵を描かない監督が
どのようにして
歴史に残るアニメーションをつくったのか。
他のクリエイターたちとの交流や
共同制作の過程を通して明らかにします。

高畑勲氏イメージ

初の長編演出(監督)となった「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968年)で、悪魔と闘う人々の団結という困難な主題に挑戦した高畑は、その後つぎつぎにアニメーションにおける新しい表現を開拓していきました。70年代には、「アルプスの少女ハイジ」(1974年)、「赤毛のアン」(1979年)などのTV名作シリーズで、日常生活を丹念に描き出す手法を通して、冒険ファンタジーとは異なる豊かな人間ドラマの形を完成させます。

80年代に入ると舞台を日本に移して、「じゃり子チエ」(1981年)、「セロ弾きのゴーシュ」(1982年)、「火垂るの墓」(1988年)など、日本の風土や庶民生活のリアリティーを表現するとともに、日本人の戦中・戦後の歴史を再考するようなスケールの大きな作品を制作。遺作となった「かぐや姫の物語」(2013年)ではデジタル技術を駆使して手描きの線を生かした水彩画風の描法に挑み、従来のセル様式とは一線を画した表現上の革新を達成しました。

このように常に今日的なテーマを模索し、それにふさわしい新しい表現方法を徹底して追求した革新者・高畑の創造の軌跡は、戦後の日本のアニメーションの礎を築くとともに、他の制作者にも大きな影響を与えました。本展覧会では、絵を描かない高畑の「演出」というポイントに注目し、多数の未公開資料も紹介しながら、その多面的な作品世界の秘密に迫ります。

OUTLINE

開催概要

展覧会名
高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの 
Takahata Isao: A Legend in Japanese Animation
会期
2023年12月27日(水)~2024年3月31日(日)
会場
静岡市美術館
〒420-0852 静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3階
開催時間
10:00~19:00(展示室への入場は閉館の30分前まで)
休館日
毎週月曜日、1月9日(火)、2月13日(火)、
年末年始[12月29日~1月1日]
※ただし1月8日(月・祝)、2月12日(月・祝)は開館
主  催
静岡市、静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団、Daiichi-TV
後  援
静岡市教育委員会、静岡県教育委員会、NHK静岡放送局
企画協力
スタジオジブリ
協力
(公財)徳間記念アニメーション文化財団
制作協力
NHKプロモーション
静岡展特別協賛
セキスイハイム東海

アクセス

【交通案内】

電車で来館の場合

JR静岡駅北口より地下道を利用して徒歩3分
静岡鉄道新静岡駅より徒歩5分

新幹線で来館の場合

東京駅・名古屋駅から東海道新幹線ひかり号で約1時間
新大阪駅から東海道新幹線ひかり号で約2時間

車で来館の場合

東名静岡ICより約15分
お車でお越しの際は、近隣の駐車場をご利用ください。
駐車場のご案内はこちら

空路をご利用の場合

富士山静岡空港より静鉄バス(静岡エアポートライナー)で約1時間

〒420-0852 
静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3階
基本情報・開館カレンダー

詳しくは静岡市美術館のHPをご覧ください